日刊工業新聞社「型技術」2017年11月号に伊藤の連載記事が掲載されました。

メディア掲載・執筆

日刊工業新聞社「型技術」2017年11月号に伊藤の連載記事が掲載されました。

日刊工業新聞社の「型技術」で連載記事を掲載いただいております。

お金を生み出す着眼点、儲かる工場経営で注目すべきポイントを解説しています。

中小モノづくり経営者の方々へ役に立つ情報をお届けしています。

「やる気を引き出すしくみづくり 儲かる工場経営を設計する10のポイント」

次世代を担う若手人財のやる気を引き出すことは経営者にしかできないことです。

第9回は在庫削減です。

 

在庫は現場にお金が眠った状態ですから、限りなくゼロに近いことが望ましいです。

トヨタ生産方式の7つのムダの中にも「在庫のムダ」が取り上げられています。

弊社が現場の生産性向上のご支援をするとき、工場診断から始めます。

まずは、現場の健康診断です。

弊社の工場診断は「生産の流れ」という視点で進めます。

3つの流れに注目です。

・ものの流れ

・お金の流れ

・情報の流れ

 

これら3つの流れを把握できてこそ、利益につながる改善活動が可能となると考えているからです。

そこで、具体的に焦点を絞って、現場をチェックをするのです。当てるべき焦点のひとつに「在庫」があります。

現場の3大在庫です。

・原材料

・仕掛品

・完成品

そして、現場で「動かないもの」は、必ずどれかに当てはまります。

これら以外で「動かないもの」は設備以外にありません。

ここで言う「動く」とは「移動」のことです。

ですから、儲かる現場では、原則、設備以外のものはドンドン流れていることが望ましい姿なのです。

経営資源をどんどんキャッシュで回収するという発想に立てば、自然とそのように考えたくなります。

 

しかし、現実的には、在庫ゼロで安定したモノづくりを継続させることは不可能です。

なぜなら、現場には多くの制約条件があるからです。

実際、トヨタ自動車でも在庫が完全にゼロなわけではありません。

必要最小限の在庫は持っています。

 

すから、在庫の存在自体が「悪」なのではありません。

在庫を持つ目的が不明確なのが「悪」なのです。

つまり、在庫には、良い在庫と悪い在庫があることになります。

そして、良い在庫も悪い在庫も、すべて経営者の意思次第なのです。

では、具体的に、経営者はどのように考えるべきか。

それは・・・。

 

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是非、ご活用下さい。