公益社団法人 大阪府工業協会様主催オンライン講習会に弊社代表伊藤が登壇しました。
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公益社団法人大阪府工業協会様よりご依頼をいただき、弊社代表 伊藤がオンライン講習会に登壇しました。
生産管理基礎講座 ①工程管理
日時:2025年12月3日(水)09:45~16:45
会場:大阪府工業協会 オンラインスタジオ
6時間に及ぶ長時間の講習にもかかわらず、全国各地から多くの製造業関係者の皆様にご参加いただきました。
工程管理は、現場改善の入り口でありながら、自己流や経験則に委ねられがちな分野です。その基礎をあらためて体系立てて学び直すセミナーでした。今の製造業を取り巻く厳しい環境を乗り越えるには、現場の将来を担う人材の底上げが不可欠です。
●考える現場をつくる「知識」という共通言語
現場で起きている問題の多くは、「人が悪い」「段取りが悪い」といった感覚論で片づけられがちです。しかし、本当に必要なのは、問題を正しく捉え、関係者と同じ土俵で議論するための「知識」という共通言語です。
製造業には、生産管理の3本柱という先人たちの知恵の結晶があります。これは机上の理論ではなく、数多くの失敗と改善の積み重ねから生まれた、極めて実践的な思考の枠組みです。
知識があるからこそ、現場で「考える」ことがでます。その土台を持たないままでは、改善は場当たり的な対症療法に終わるのです。
●学ばない組織は、気付かぬうちに競争力を失っていく
企業の差は、個人の力量よりも「組織として学び続けているかどうか」で開いていきます。変化の激しい時代において、昨日までの成功体験だけにすがる組織は、気付かぬうちに競争力を削られるのです。
弊社代表伊藤が自動車部品工場や中小現場や中小現場を実地で体験してきたのも、この現実でした。
学びを止めた瞬間から、現場は徐々に思考停止に陥ります。一方で、基礎を大切にし、学びを積み重ねた組織は、環境変化にも柔軟に対応できる力を身につけます。
れは、これからの中小製造企業が命脈を保つのに必要な要因のひとつに「学習すること」、これがあげられるのは明らかです。
●知識を「現場で使える力」に変える使命
基礎的な内容であるからこそ、伝え方には工夫が求められます。知識は覚えるだけでは意味がありません。現場で判断し、行動し、結果につなげてこそ価値を持つからですつからです。
弊社工場経営研究所は、知識を伝えるだけの存在ではありません。知識が現場で使われ、成果として現れるところまで伴走することを使命としています。
製造業を取り巻く環境が厳しさを増す中、原理原則に立ち返り、それを自社の現場に落とし込めるかどうかが問われています。今後も弊社は、セミナーや指導を通じて、経営者の方々とともに「考える現場」を育ててまいります。
(担当)