公益社団法人 大阪府工業協会様主催の講習会に弊社代表伊藤が登壇しました。

研修・講習会

 

大阪府工業協会様主催の講習会に弊社代表伊藤が登壇しました。

 

生産管理の基本

日時 2025年7月3日(木)09:45~16:45

会場 大阪府工業協会 研修室

 

当日は、現場や事務職で日々奮闘されている実務担当者の方々を対象に、生産管理の3本柱とされるQ(品質)・G(原価)・D(納期)の基本の考え方を解説しました。

 

「知っている」と「できる」は違います。そして、「考える」ためにはまず「知っている」ことが欠かせません。考えるには知識が必要なのです。

日頃ご支援先企業の右腕役以下の方々に伝えていることをピックアップして整理し、利益アップ・給料アップの視点から説明しました。

単なる知識の詰め込みではなく、明日から活かせるヒントを図やイラストを用いてお話ししたのです。

 

製造業に限らず、現場で働く従業員一人ひとりが考える知識をもつことは大事です。

飲食店でも、ランチのピーク時に注文をさばけなければ、お客様は離れていきます。「納期遅延」の結果、売上も利益も逃すのです。

飲食でも製造でも、管理の考え方は共通しています。現場の従業員に知識を習得させるのは経営者の仕事です。

 

6時間の長丁場でしたが、受講者の皆様からは、活発に質問もあり、真剣に耳を傾けてくださいました。その姿勢に、こちらもつい熱が入りました。

 

仕事とは「手順」であり「仕組み」です。

そして、その手順や仕組みを見える化し、皆で共有し、磨き続けることが生産性向上の原点になります。どこかに優れた秘策があるわけではありません。毎日の仕事の積み重ねが未来をつくります。

 

今回の講習会でも、そうした地道な取組みこそが、企業を支える力になると改めてお伝えしたところです。

 

生産管理3本柱は、いわば会社という船を安全に目的地まで運ぶ羅針盤のようなものです。進むべき方向が定まれば、

いま何をすべきかが自然と見えてきます。逆に羅針盤を持たぬまま航海に出れば、迷いと無駄に飲み込まれてしまうのです。最適な判断には、知識が欠かせません。

 

今回学んでいただいた知識が、現場での行動につながり、人時生産性の向上と組織の持続的な成長へと結びつくことを願っています。

弊社は今後も、こうした外部の講習会を通じ、生産性を高める仕事のやり方の大切さを伝え続けてまいります。お客様の成長を支援することが弊社の使命であると考えております。

(担当)